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貴金属・レアメタル事業

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グループ企業の挑戦ストーリー / 01

貴重なインジウムを高純度でリターン
川島初のレアメタルビジネスで国内外に展開

株式会社アルケムジャパン
代表取締役 川嶋一義

インジウムは社会になくてはならない希少金属

株式会社アルケムジャパンはレアメタルの一つで主に液晶関連に使われるインジウムのリサイクルをしています。国内のほか中国、韓国、台湾など東南アジアを主とした海外もリサイクル対象になります。携帯、スマホ、パソコンをはじめ電化製品の多くに液晶が使われ、インジウムは今の社会になくてはならないものです。希少金属でありながら素材の製品化率は3割程度。それ以外は廃棄物になってしまう。それで工場発生したスクラップを回収して高純度にしてリターンするんですね。

私がインジウムのリサイクルを始めたのは、グループ企業の株式会社ニューメタルにいた頃。川島グループは非鉄金属の総合百貨店という割にレアメタルは扱っていなかった。そこで将来性を見込み、この分野を開拓していこうと。インターネットもない時代でしたからインジウムのことを一つ調べるにも大変。精力的に動くしかなかったのですが、すごく面白かったですね。

これからも人の役に立つことを探し続けたい

当時とくに海外ではリサイクルの術があまりなくて台湾では貴重なインジウムが入った液を捨てていました。そこに私たちが出向きリサイクルを成功させた。今でも現地へ行くと感謝されます。その頃、川嶋代表から切々と説かれていたことがあります。「みんなが気づかない宝を探すところにチャンスがあり、それが社会貢献につながる」と。その通りでビジネスはまるで宝探しのよう。夢があるから面白い。そして人の役に立つことが事業につながると思っています。

限りある資源ですからモノを作って戻すことは必要なこと。ただリサイクルの歴史は始まったばかりです。やることはいっぱいあるし、情熱を持って取り組んでいきたい。そして川島グループの一員として「いますぐ挑戦」を実践し、常に新しい開発を行っていきたいと思っています。

※この記事は2017年に作成されました。

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